伝説の勇者ダ・ガーン

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『'''伝説の勇者ダ・ガーン'''』(でんせつのゆうしゃダ・ガーン)は、[[1992年]](平成4年)[[2月8日]]から[[1993年]](平成5年)[[1月23日]]まで[[名古屋テレビ放送|名古屋テレビ]]・[[テレビ朝日]]系で毎週土曜日17:00 - 17:30に全46話が放送された、[[サンライズ (アニメ制作会社)|サンライズ]]製作の[[SF]][[ロボットアニメ]]作品。およびその主役ロボットの名前。[[1990年代]]を代表するロボットアニメシリーズである「[[勇者シリーズ]]」の第3作。 {{ネタバレ}} {| border="1" align="right" style="text-align:center; border-collapse:collapse; border:2px solid black; white-space:nowrap" |- |colspan="3" style="background-color:#ffccff; border:1px solid black; white-space:nowrap"|'''[[勇者シリーズ]]''' |- |style="border:1px solid black; background-color:#ffccff; white-space:nowrap"|'''通番''' |style="border:1px solid black; background-color:#ffccff; white-space:nowrap"|'''題名''' |style="border:1px solid black; background-color:#ffccff; white-space:nowrap"|'''放映期間''' |- |style="border:1px solid black; background-color:#ffccff; white-space:nowrap"|'''第2作''' |style="border:1px solid black; white-space:nowrap"|[[太陽の勇者ファイバード|太陽の勇者<br>ファイバード]] |style="border:1px solid black; white-space:nowrap"|1991年2月<br>~1992年1月 |- |style="border:1px solid black; background-color:#ffccff; white-space:nowrap"|'''第3作''' |style="border:1px solid black; white-space:nowrap"|[[伝説の勇者ダ・ガーン|伝説の勇者<br>ダ・ガーン]] |style="border:1px solid black; white-space:nowrap"|1992年2月<br>~1993年1月 |- |style="border:1px solid black; background-color:#ffccff; white-space:nowrap"|'''第4作''' |style="border:1px solid black; white-space:nowrap"|[[勇者特急マイトガイン|勇者特急<br>マイトガイン]] |style="border:1px solid black; white-space:nowrap"|1993年1月<br>~1994年1月 |} ==ストーリー== ある日突然、謎の宇宙人オーボス軍が地球に襲来した。彼らの狙いは地球が持つ「プラネットエナジー」と呼ばれるエネルギー。惑星上に5箇所存在する「開放点」を突き止められた惑星は、炎の珠となって生命は全て死滅してしまうという。 ひょんなことから地球の分身である宝珠「オーリン」を手にした小学生高杉星史は、地球が産み出した8体の勇者たちの隊長に選ばれる。勇者は世界各地で宝珠(勇者の石)の姿で眠っているが、現代人の作ったメカと一体化することで変形ロボットとなり星史の指示に従い戦うのだ。 こうして、地球の運命をかけた伝説の勇者ロボとオーボス軍の戦いが始まった。 ==概要== ===特徴=== 所謂「谷田部勇者三部作」の最終作である本作品は、前二作までに得たノウハウを活かしつつ、さらに新たな要素を取り入れるなどの試みを行った意欲作と言える。 まず、前二作が一話完結の単純明快な展開を基本としていたのに対し、本作品ではストーリー性に深みを持たせるべく、全体的なストーリーラインに連続性を持たせている。これにより、特に夏頃からは前作までにはあまり見られなかった、複数話にまたがる連続エピソードが散見されるようになった。 なお、登場するロボットの機体のモチーフがバラバラであった前二作に対し、本作品では敵味方共に系統化・統一化が図られている。これに関する詳細は後述の登場メカの節を参照されたし。 また、本作品より登場人物のキャラクター性を深く掘り下げて描くことが試みられており、後続の高松勇者三部作を始めとする作品においても受け継がれている。 また[[芦田豊雄]]が敵側のデザイン協力に参加したことにより後の『[[勇者シリーズ]]』に影響を与えた。 ===ロボット=== 通常、サブロボを構成するロボットのリーダー機は、初期の合体時において頭頂部に位置することが多いが、本作品においてはこの例に当てはまることが無く、全てのサブロボにおいてリーダー機が頭部以外を担当しているという珍しいパターンとなっている。 この他、勇者シリーズとしては初めて電動ギミックを搭載したガ・オーンや、トランスフォーマーからの流用組で、シリーズとしては初の商品化となったレッドガイストなど、玩具的にも後のシリーズに与えた影響は大きいと言えよう。 ===メインテーマ=== さらに、本作品ではメインテーマとして「地球環境」が取り上げられている。こうした要素は、ダ・ガーン達が地球の分身であることや、自然食レストラン「つくし」の存在、さらにプラネットエナジーの設定など、作中の随所において度々描かれており、特に地球の声を聞くことが出来る桜小路蛍の存在は、このメインテーマを体現すると同時に作中でも重要な存在として位置付けられていると言えよう。 ===作品への評価=== このように、後続の作品に繋がる様々な試みを行った本作品であるが、そのストーリー性の高さや、個性的な設定、個性的なキャラクターの存在により、今もって根強いファンが存在する。 しかし、初代である『エクスカイザー』や、後の「高松勇者三部作」などの作品と比べると知名度が若干低いことは否めない。また、主人公である星史のお調子者とも言える性格や、後半において主人公側が敗走を繰り返したりなど、イマイチ歯切れの悪い展開が続いたこと<ref>30話以降のストーリーにおいて、戦闘におけるストレート勝ちの頻度は、それ以前に比べ明らかに減少している。また、グレートダ・ガーンGXの勝率も五割を切っており、他のグレート合体勇者と比べかなり低いと言える。</ref>、さらにこれを踏まえての最終回近辺における戦闘でのカタルシスの欠如等といった点に関しては、今もってファンの間でも批判的な意見が散見される。 ===前二作との世界観の継続=== 一般的には勇者シリーズ中で世界観を共有している作品は『[[勇者エクスカイザー]]』と『[[太陽の勇者ファイバード]]』の二作品のみとされているが、以下の理由から「本作品も前二作と世界観を共有しているという」見方がある。 これはランダーズの一人・ドリルランダーが、公式設定における「尊敬する人物」に『エクスカイザー』のドリルマックスの名を挙げている事から、同じ世界観として設定されている『勇者エクスカイザー』の[[2001年]]、『太陽の勇者ファイバード』の[[2010年]]に対し、伝説の勇者ダ・ガーンはそれより前の[[1993年]]の設定がされていることに起因している。 この為、時系列において、[[ドラゴンクエストシリーズ]]と同じ要領で<ref>ドラゴンクエストI、II、IIIはロトシリーズと通称があり、時系列がIII(過去)、I(現在)、II(未来)という順になっている。</ref>「ダ・ガーン→エクスカイザー→ファイバード」の順で同一世界の設定がなされている。 ==登場人物== ===主人公=== ;高杉星史(たかすぎ せいじ)(声:[[松本梨香]]) :6月4日の流星雨の夜に生まれた少年。血液型O型。陽気でお調子者ないかにも現代っ子な性格で、地球意思に勇者達の「隊長」として選ばれる。ダ・ガーンと話していたところをひかるたちに目撃され、寂しさのあまりパトカー相手に独り言を話すような気違いになってしまったと誤解されるなど、彼の周囲では災難が絶えない。最初の頃は遊び感覚で隊長をやっており、ちゃっかり勇者達を私的使用したりもするが、やがて使命の重さを感じるようになり、戦いを通じて勇者として成長していく。勇者達に命令出来るダイレクターを常に持ち歩いているが、不注意で落としてしまったり、取り上げられてしまって命令出来なくなったりとドジやポカも多い(自分で勇者達の隊長が自分である事を危うく言いそうになる事も(最終的には正体を知られたりして自分で名乗る事もある))。緑ヶ浜小学校5年(11話から6年)。戦闘時には自らが選んだ紅白の戦闘用防護服に身を包む。 :初期セイバーズからは「キャプテン」、ランダーズからは「大将」、ホークセイバーからは「隊長」、ガ・オーンからは「酋長」と呼ばれる。オーボス軍のブッチョやピンキーなどは「チョロチョロ」と呼ぶ。 ===緑が浜の住人=== ;香坂ひかる(こうさか -)(声:[[紗ゆり]]) :星史の幼馴染で同級生。気の強い性格で、星史がやりこめられることもしばしば。後に隊長の正体を知り、勇者に協力するようになる。家は星史の隣。とある事件でヤンチャーとキスをした事も。星史の事が好きなのか、星史におだてられたりすると照れて、逆に星史が他の女の人に見惚れたり、仲良くしてるところを見ると怒ったり、やきもちを妬く。4月15日生まれのO型。本人が気に入っているのかどうかわからないがオレンジ系統の服を着ていることが多い。 ;桜小路螢(さくらこうじ ほたる)(声:[[白鳥由里]]) :星史の同級生。不思議な雰囲気を持ち、地球の声を聞く事が出来る。それ故クラスでは浮いている存在らしいが、いじめられたりはしていない。年に一度だけ、性格が逆転する。当初から星史と勇者達の関係を知っており、それとなく助言を与えたり、終盤ではブッチョの分身の一人にビックランダーごと誘拐されたり、オーボスの元から逃れて来たピンキー、ビオレッツェらを星史に引き合わせる為に家に招いた事もある。ブッチョからはジュラルディンちゃんと呼ばれていた。9月27日生まれのA型。蛍はサブヒロインだが、メインヒロインであるヒカルよりも違う意味で目立っていた。その特殊な発言から何か凄い力の持ち主では?と思われていたが、結局のところそういった描写は一切無く後に発売されたムックにて監督曰く「単に堪が鋭い子」とのことでる。 ;高杉美鈴(声:[[五十嵐麗]]) :星史の母親。テレビアナウンサー。星史にとっては教育ママ的な存在だが、仕事が忙しいらしく、光一郎同様に家には殆どいない事が多い。本人は仕事のせいで星史を殆ど構ってやれない事を気にしていて、家に転がり込んできたヤンチャーの世話をみすぎて星史とヤンチャーの仲を一時険悪にした事もある。旧性は坂本。 2月20日生まれのO型。 ;香坂春夫(声:[[河合義雄]]) :ひかるの父親。自然食レストラン「つくし」を経営、自らコックとして働く。妻のつくしには頭が上がらない。よく怪しげな自然食を作っては根元巡査に食べさせていた。12月21日生まれのA型。 ;香坂つくし(声:[[佐々木優子]]) :ひかるの母親。娘を愛し、夫を愛するよき母親。間延びしたような口調でしゃべるが意外としっかり者で、レストラン「つくし」の実質的なオーナーでもある。7月29日生まれのO型。 ;根元正(声:[[島田敏]]) :星史の近所の交番に勤務する若い巡査。故郷の美里村に母:キヨがいる。良くレストラン「つくし」で怪しげな自然食を食べさせられている。自分のパトカーがダ・ガーンとなってる事は気が付かない程のお人好しで、毎回の様に行方不明になるパトカーを不審に思うものの、戻ってきたパトカーを見てそれで安心してしまう。終盤、正体を明かしたダ・ガーンに挨拶されて始めてその事を知るも、怒るより寧ろ喜んでいた。星史の良き兄貴分でもある。ちなみに彼はつくしにトリカブト入りのゼリーを食べさせられたが、何ともなかった。11月3日生まれのO型。 ;蛍のばあや(声:[[後藤真寿美]]) :江戸時代から桜小路家に仕える老婆。年齢を聞かれると突如として雷雲が立ち込める。「これほどの驚きは[[黒船来航|黒船]]が来航した時以来でおじゃりまする」この台詞から推測すると100歳はゆうに越えている計算になるが・・・・ ===異星人=== ;ヤンチャー(声:[[高乃麗]]) :本名は「ヤンチャラン・スターレット・バンナー・グリシウス・ジャクキンガー・ワイルダー14世」。オーボスによって滅ぼされた星の王子で唯一の生き残りで、彼もまた星の意思であるオーリンと勇者用ダイレクターを持つ。ひかると事故でキスしたり、美鈴に身体を洗ってもらったりした事も。 ===GDO(地球防衛機構軍)=== ;高杉光一郎(声:[[岸野一彦]]) :星史の父親。GDO(地球防衛機構軍)の高官(大佐)。普段はお気楽主義者を装っているが、決める時には決める。オーボス星に「隊長」共々連行された際にはブラフを効かせてオーボス自身(とはいっても幻影だったが)を引っ張り出す事にも成功している。最初は「隊長」の正体に気付いていなかった。8月30日生まれのB型。 ;郷上大佐(声:[[市川治]]) :GDO(地球防衛機構軍)の情報局長(大佐)。勇者達の戦力としての能力に着目し、勇者は軍に組み込まれるべきという思想をもつ軍至上主義者。勇者の隊長を燻り出す為に緑が浜町を全面封鎖し住民を強制収用したり、「隊長」を拘束した際に緊急事態時にも関わらずダイレクターを取り上げたまま返そうとしない等、やや横暴な面を持つ。ガ・オーンや「隊長」の精密調査も行わせていたが不発に終わった模様。伝説の力の存在を聞かされた際は軍の常識人の一人としてその存在を余り信じていなかった。 ===オーボス軍=== ;オーボス(声:[[千葉耕市]]) :オーボス軍の首領。その正体は誰も知らなったが、その実態は機械化されたオーボス星そのもの。おしおきでサイボーグ化されたレッドロンを重用する事に不信感を抱いたビオレッツェがその正体を知って恐怖・離反する等、部下には余り恵まれていない。伝説の力による死を望むが故の侵略を繰り返していた。 ;レッドロン(声:[[沢木郁也]]) :オーボス軍団の下級幹部。地球のプラネットエナジー開放点を探索するために送られた第1の使者。メカマニアであり、美的センスに煩いが、所謂悪役系を好み、勇者ロボ等は下品とする傾向がある。演説を好み、任務の失敗毎に配下の学者ロボを一刀両断する。 :{{SpoilerH}}任務失敗後はサイボーグに改造されてビオレッツェの下に配置され、専用機であるレッドガイストでダ・ガーンたちと戦う。彼だけ専用機を与えられているのは、任務に部分的に成功した(開放点を一つ発見)功績を一応評価されてのものであると思われるが、オーボスにとって駒として使いやすくなった事にも一因があるらしい。改造後は口数が減った一方で、ダ・ガーンへの恨みが肥大化しており、戦闘中でもダ・ガーンに固執し、独断で対決しようとしたこともあった。ヤンチャーの星の文明の滅亡に関わっていたようである。{{SpoilerF}} ;学者ロボ(声:岸野一彦) :レッドロンの側に控え、作戦をサポートするロボット。と同時に作戦に失敗したレッドロンの感情のはけ口という悲惨な役目を背負っており、縦割り横割りにされた後破棄となるが、黄色いボディの二代目にメモリーが受け継がれており「わかっております。いつものことですから」という台詞を吐いたこともある。レッドロンが敗れた際にもダ・ガーン達のメモリーを記録したディスクを渡そうとするなど健気な行動を見せるが、戦艦の爆発に巻き込まれ破壊される。 :{{SpoilerH}}後にレッドロンが改造された際に登場した三代目は、目つきが鋭く手に爪が付くなどデザイン的に凶悪になった。会話機能こそ排除されたものの(レッドロンとは機械言語で会話可能)、レッドロンの代理でレッドガイストを操縦したり、地球が解放点をゴマかしていることを察知したり、あまつさえ無断でダ・ガーンにトドメを刺そうとするレッドロンに警告するなど機能の大幅な向上が見られる。カラーリングは初代と同じく白となっている。{{SpoilerF}} ;デ・ブッチョ/団長(声:[[塩屋浩三]]) :オーボス軍団の下級幹部。普段は星が丘にやってきたアヤシサーカス団の団長をやっているが、その実態は地球のプラネットエナジー開放点を探索するために送られた第二の使者…。と思われたが、実は真の幹部であるピンキーの存在を隠蔽するための影武者的存在に過ぎず、幹部としては最下級の存在であった。自らが創り出した生体兵器である装甲獣を操る(生体兵器には女性の名前を付ける。敵だった時は蛍もジュラルディンちゃんと勝手に名付けて呼んでいた)。 :{{SpoilerH}}任務失敗後八人に分裂させられ、ビオレッツェの配下としてダ・ガーンたちと戦うが、ヤンチャーに追われた際にビックランダーを乗っ取った事が仇となり、オーボス軍に裏切り者として誤認されてしまった以降は勇者達に協力する。{{SpoilerF}} ;レディ・ピンキー/山本ピンク/マジカル・ピンキー(声:[[冬馬由美]]) :オーボス軍団の下級幹部。地球のプラネットエナジー開放点を探索するために送られた真の第2の使者。最初はブッチョにすらその正体を隠し、人形を介してブッチョに命令を伝える傍ら、少女の姿(山本ピンク)と大人の女性の姿(レディピンキー)を使い分け、サーカスに雇われた一般人を装いつつ「隊長」の正体を探っていた。キラードールと呼ばれる戦闘ロボットとアンドロイド軍団を操る。ビオレッツェと比較的対等に近く接しており、その地位は中級幹部に近かったものと思われる。 :{{SpoilerH}}任務失敗後はビオレッツェによって制裁を受け子供の姿に固定されてしまう。これは、彼がピンキーが受ける被害を最も少ない形にしようとした結果であり、他の二人と比べると制裁の程度は軽くすんでいる。だが、その若さも実際にはオーボスによって与えられていた物で、オーボスにエネルギーを止められた際は老婆になってしまったが、ビオレッツェの尽力で大人の姿に再固定され、彼の恋心に気付く。{{SpoilerF}} ;ピンキーの親衛隊長(声:[[子安武人]]) :褐色の肌に紫色の髪をした少年型のアンドロイド。彼のみ同型機が確認されないカスタム機である。アンドロイドにはこのほか側近用とみられる金髪と戦闘用とみられる赤毛の二タイプの量産型が確認されている。金髪はピンキーのヒステリーで破壊された者が、赤毛は戦死した者が多かった。 ;ビオレッツェ(声:[[梁田清之]]) :オーボス軍団の上級幹部にしてオーボスに心酔する側近。オカマ口調で喋る。地球のプラネットエナジー開放点を探索するために送られてきた第三の使者。黒猫と黒狼に変身可能。主に黒猫の姿で「隊長」の正体を探っていた。物語前半では軍監的存在としてレッドロン、ピンキーらの作戦遂行を監視し、任務に失敗した彼らを制裁する役目をも果たしていたが、実は密かにピンキーに恋心を抱いていて、彼女の制裁をワザと軽くした。 {{SpoilerH}}策士ではあるが底の浅いところがあり、器量にも不足があったようで、ダ・ガーンたちに敗北した後は高杉大佐に翻弄されたり、自らが制裁したレッドロンの株が急上昇したのに不審を抱きつつも、オーボスに見限られたと悪態をつくことしかできない醜態をさらすなど盛大に凋落する。オーボスの正体と目的の真相を知り離反するが、ピンキーを救おうとしてオーボスを脅迫し、制裁を受けて黒猫の姿に固定されてしまう。{{SpoilerF}} ;シアン(:[[笹岡繁蔵]]) :オーボスの側近中の側近。ビオレッツェがダ・ガーン達に敗北を喫したことにより、本格的に前線に姿を現した。普段はUFOの形態だが怒りが昂じたり戦闘の際には龍形態に変貌する。その実力は非常に高く、GXバスターをも弾き返すほど。 ※敵の名には色に由来するものが多い。 ==登場勇者・メカ== ;主な特徴 :前々作・前作では、ロボット達は'''『宇宙生命体が地球の機械を各自勝手に自らのボディとした』'''ものだったが、今作では、彼らはそれぞれの故郷の星が作り出した防衛プログラムであり(広い解釈では、生体ロボットと同じ)、勇者の石が宿るべき物体が、個体別にあらかじめ、ある程度の条件を満たしていなければならないという日本独自の設定になっている(作中でダ・ガーンが石だけ見つかったのに復活しない事態を星史にそう述べている。4話「南極の嵐」参照)。 :そのため今作では、勇者シリーズにおいて初めて、各勇者・各敵ロボットそれぞれの系統化が試みられた。勇者側は小チーム内での機体が統一化され、同時に敵方も敵幹部の趣味と個性によってモチーフが違っている。 *勇者機体一覧 **ダ・ガーン(ダ・ガーンX)=陸・空同時対応型 **セイバーズ(スカイ・ペガサスセイバー)=スカイ・高速空中戦闘型。ペガサス・半陸空同時対応型 **ランダーズ(ランドバイソン)=陸上機動型 **セブンチェンジャー=陸海空対応型。 *幹部別ロボット系統 **レッドロン=軍隊をモチーフとした正統派ロボット **ブッチョ=遺伝子操作などで作られた動植物系生体ロボット **レディーピンキー=女性型ロボット **ビオレッツェ=宝石型ロボット :ダ・ガーン達勇者は、厳密に言えば地球出身の生命体であり、肉体が存在しない為機械もしくは自然物と融合したのであって、ロボットではない。 :シリーズでは最初に自分等を「勇者」として通称しているが、誕生時には彼らに勇者という通称は無く、長い年月を経た事により自分達を説明する単語として勇者と説明している。セブンチェンジャーの場合は、ワイルダー星語から地球語に翻訳した物。 :8人の勇者+2としているが、実際問題における生命体として、単体ではなく合体した姿が本来の姿である。セイバーズの合体・スカイセイバーとペガサスセイバーの合体シークエンスが完全な別物なのも、固体として完成している生命体(スカイセイバー)に異なる生命体(ホークセイバー)が割り込んだ結果であると言われている。 ===伝説の勇者=== :45億年ほど前に地球の意思・オーリンによって地球と全ての生命を守る為に生み出された、対防御・防衛システムである。地球が危機に陥った時、オーリンによって選ばれた人間の命令を聞く。普段は勇者の石と呼ばれる鉱石の姿で各地(主に開放点の近く)で眠りについている。 :全体としての総称は持たないが(一部媒体では「地球警護隊」とも呼称)構造としてはリーダーであるダ・ガーンと、セイバーズ、ランダーズからなる航空防衛戦力隊・陸上防衛戦力隊に別れる。 :全勇者は「トラクションビーム」と呼ばれる技を有しており、これによって引き裂かれた大陸を繋ぎとめることが可能である。また合体後の勇者による合体攻撃として、ダ・ガーンX、スカイセイバー、ランドバイソンが高速回転し、敵へと突っ込む「フォーメーションアタック」というものがある。グレートダ・ガーンGX、ペガサスセイバー、ランドバイソンの組み合わせでは「トリプルフォーメーション」と呼称されるが、どちらも敵の要塞をぶち抜き、破壊するほどの力を持つ技である。 ====リーダー==== ;ダ・ガーン(声:[[速水奨]]) :[[ランボルギーニ・ディアブロ]]型の[[パトロールカー|パトカー]]から変形。主人公の故郷であり、作品中最後の開放点である緑が浜市の厳光寺の仏像の額に眠っていた。 :普段は根元巡査が勤務する[[派出所]]のパトカーとして身を潜める。性格は生真面目で趣味は日光浴。「耐え凌ぐという言葉の重さ」が信条。 :星史のことはそのまま『星史』と呼ぶ。 :*データ :**全高10.0m :**重量13.5t :**走速度150.5km/h :**跳躍力60.2m :**最大出力125000馬力 :*武装 :**ダ・ガーンマグナム :**ダ・ガーンナパーム :**ダ・ガーンフレイム =====専属サポート機===== ;アースファイター :地球防衛機構軍の最新鋭試作型[[戦闘機]]にダ・ガーンのエネルギーを注いだサポートメカ。ダ・ガーンと連結合体し高速移動が可能。主に隊長個人の飛行などに使用。 :*データ :**全長25.0m :**重量19.2t :**最大飛行速度M3.5 : ;アースライナー :[[新幹線300系電車|300系新幹線]](試作車)にダ・ガーンのエネルギーを注いだサポートメカ。ビームレールで移動。別名・海を走る[[新幹線]]。なお、まだこの300系は、[[1992年]]のダ・ガーン放映当時、まだ一般運行されていなかったため、今の300系と比較すると若干デザインが異なっている試作型となっている。 :*データ :**全長44.0m :**重量33.6t :**最大速度650.0km/h : ;ダ・ガーンジェット :ダ・ガーン、アースファイター、アースライナーが合体した重戦闘機。隊長とその他を連れる海外などへの長距離移動用として使用。 :*データ :**全長49.5m :**重量66.3t :**最大飛行速度M4.5 =====伝説の勇者===== ;ダ・ガーンX(声:速水奨) :ダ・ガーン、アースファイター、アースライナーが合体した巨大ロボ。アースファイターが上半身、アースライナーが下半身、ダ・ガーンが腹部を構成している。必殺技のバリエーションが多く、以下には使用回数が多かったものを記載する。玩具のCMでは「地球合体ダ・ガーンX」となっていた(番組中でも一度だけ「地球合体!ダ・ガーンX!」と叫んだ)。 :*データ :**全高22.5m :**重量66.3t :**走速度165.0km/h :**跳躍力250.8m :**最大出力405000馬力 :*武装 :**ダ・ガーンブレード :**アースキャノン :**アースバルカン :**アースグレイザー :*技 :**アースパンチ :**アースキック :**ダ・ガーンブレード一文字斬り :**ダ・ガーンブレード十文字斬り :**ブレストアースバスター :**ブレストアースフラッシュ :**ブレストフリージングアタック ====セイバーズ==== :飛行メカに宿った空の勇者達。全員がとても礼儀正しい性格と根性をしている。星史を「キャプテン」と呼ぶ。正規のリーダーはジャンボセイバーであるが、初期設定の混乱により、資料によってリーダーがジャンボセイバーであったりジェットセイバーであったりする。 :詳しくは[[ノート:伝説の勇者ダ・ガーン|こちら]]を参照。尚、飛行メカのグループ名に本来、飛行と関係の無いセイバー(剣、もしくは救助者)の名が使われたのは、[[トランスフォーマーV]]のスターセイバーの名残と思われる。 ;ジャンボセイバー(声:[[星野充昭]]) :セイバーズリーダー。[[ボーイング747|ジャンボジェット]]から変形。日本へ輸送された古代エジプトのミイラの棺に埋め込まれていた。宿った機体はその輸送に使われていた物。おっとりとした性格で、二番目に復活した。空を愛するあまり、『大空のおせっかい』と呼ばれる事も。 :*データ :**全長12.5m :**重量42.0t :**走速度160.0km/h :**跳躍力280.8m :**最大出力112000馬力 :*武装 :**ジャンボアロー :*技 :**ジャンボトルネード :*ビークルモード :**全長58.6m :**最大飛行速度M3.2 :*武装 :**ジャンボバルカン : ;シャトルセイバー(声:[[沢木郁也]]) :[[スペースシャトル]]から変形。地球ではなく月で眠っていたが、人間の手により、月より鉱石と共に持ち帰られるところを航空系機械を集めていたレッドロンによって奪われる。宿った機体はその時の輸送に使われた物。三番目に復活し、普段は衛星軌道上で地球を見守りつつ、『宇宙の掃除屋さん』としていらない衛星の片付けをしている。 :*データ :**全高10.3m :**重量32.9t :**走速度180.6km/h :**跳躍力305.0m :**最大出力145000馬力 :*武装 :**シャトルランサー :**シャトルブーメラン :*技 :**シャトルブラスト :**シャトルフラッシャー : ;ジェットセイバー(声:[[高宮俊介]]) :ジェット戦闘機から変形。南極の氷の下に埋まっていた所を、南極の発掘員によって見つかる。宿った機体は南極で飛行機械の収集をしていたレッドロンのコレクションの中から。三番目に復活、です・ます口調のチーム内において軍隊口調で話す。軍用機だった為、しょっちゅう領空侵犯と間違えられ、攻撃される。おかげで各国空軍から勇者につけたあだ名が『領空侵犯の王者』なのは、真面目な彼にとって不幸である。 :*データ :**全高10.2m :**重量18.5t :**走速度180.6km/h :**跳躍力390.6m :**最大出力103000馬力 :*武装 :**ジェットブレード :**ジェットディスポーザ :**ジェットシールド :*ビークルモード :**全長18.6m :**最大飛行速度M5.0 =====空の勇者===== ;スカイセイバー(声:高宮俊介) :ジェットセイバーが頭、胸、背、腕、ジャンボセイバーが胴と太腿、シャトルセイバーが脚となって合体した姿。セブンチェンジャーに撃破され、一時期機能停止していたが後に復活する。しかし、ペガサスセイバーに合体するようになったために出番が少ない。 :*データ :**全高23.2m :**重量93.4t :**跳躍力1030m :**走速度280.5km/h :**最大飛行速度M15.0 :*武装 :**セイバーダガー :**セイバーブラスター :**セイバーウイングカッター :**セイバーブーメラン :*技 :**セイバートルネード ====ランダーズ==== 陸上走行型車両に宿った荒くれ者ぞろいの陸の勇者たち。星史のことを「大将」と呼んでいる。 基本的に飛行能力は無いが、その代わり海の上をタイヤで走れるという、なんとも粋な奴ら。 ;ビッグランダー(声:[[島田敏]]) :トレーラーから変形する。ランダーズのリーダー。口調は江戸っ子で荒っぽいが、気は優しくて力持ちで水上を走れる。開放点であるオーストラリアの地下洞窟で太古の魂に守られる形で眠りについていた。宿った機体は土木工事会社の大型輸送トレーラーで、すでにドリルランダーの機体を乗せていた。五番目に復活。普段は他メンバーを乗せて移動している。 :*データ :**全高12.1m :**重量45.0t :**走速度150.0km/h :**跳躍力54.5m :*武装 :**ランドカノン :**ビッグマグネトロン :**ビッグクラスター :**ビッグスティンガー :*技 :**スパイクシュート :**ビッグラリアート :*ビークルモード :**全長8.5m :**全長(トレーラー牽引時)22.0m :**最大速度280.5km/h : ;ドリルランダー(声:[[巻島直樹]]) :ドリル採掘機(戦車にあらず)から変形。口数はメンバー内では少ない方。頑固者で命令は忠実にかたくなに守る。ビッグランダー同様、オーストラリアの地下洞窟で眠っていた。宿った機体は外国の土木工事会社のドリル採掘機。六番目に復活。地中にいた方がパトロールの関係を含め落ち着くが、下手に動くと水道管などを破裂させ大事件に繋がるので、しぶしぶビッグランダー後部の車庫で大人しくしている。 :*データ :**全高9.0m(ドリル含まず) :**重量30.5t :*ビークルモード :**全長8.1m :**最大速度76.5km/h : ;マッハランダー(声:[[河合義雄]]) :黄色いF1カーから変形。「全開バリバリ」が口癖。かつて世界を救ったと伝承される勇者を象ったイギリスの名家ヘンリー家家宝のタブレットに埋め込まれてた石の一つとして眠りについていた(前に単独復活でもしていたのか)。ターボランダーと同時復活だった為、七番目か八番目かは不明。レースカーに宿ってしまった為、ちゃんと整備された道しか走れず、泣く泣くビッグランダー後部の車庫で大人しくしている。 :*武装 :**マッハライフル(1億度の熱線を放つ銃) :*技 :**ウイングカッター :**マッハラリアート :*ビークルモード :**全長4.3m :**最大速度610.0km/h : ;ターボランダー(声:[[梁田清之]]) :改造型の赤いレーシングカーから変形。二枚目という台詞がよく似合う好青年。マッハランダーと共に、ヘンリー家家宝のタブレットに埋め込まれてた石の一つとして眠りについていた。宿った機体はヘンリー家の娘、ジュリアの愛車から。マッハランダーと同時復活だった為、七番目か八番目かは不明。機体の問題や走行場所の難易などは無く、別に走るには支障はなかったが、あまりにも制限されている他メンバーの付き合いで、仕方なくビッグランダー後部の車庫で大人しくしている。 :*データ :**全長10.0m :**重量18.5t :*技 :**スパイクシュート :**ターボスパイク :*ビークルモード :**全長4.7m : =====大地の勇者===== ;ランドバイソン(声:島田敏) :ビッグランダーが脚、ドリルランダーが腕、マッハランダーが腰、ターボランダーが頭と胸となって陸の四体合体した姿。勇者シリーズお約束のドリルを持つパワータイプの勇者。拘束された時、足(ビックランダー)だけを残すという描写があったが、足であるビッグランダーは、拘束されたまま普通に変形するという器用な小技を持つ。 :飛行能力は皆無な為、ペガサスセイバーに抱えられる形で運んでもらうが、背中に乗せてもらった事はない。なお、勇者シリーズに登場する合体ロボは、基本的に頭部を構成するロボの声が合体後の声になるが、(スカイセイバー、ペガサスセイバーの声を見れば一目瞭然である。)ランドバイソンは脚部を構成するビッグランダーの声が合体後の声となっている珍しいケースである。 :なお、勇者シリーズでは序盤では飛行能力を持たないロボがパワーアップを経て飛べるようなるのが通例であるが、今作では元々飛行能力のあるスカイセイバーがパワーアップしてしまったことにより、ランドバイソンは最後まで飛行能力を有する事は無かった。 :小説では最初からランドバイソンの段階で復活している。なぜか、スカイセイバーと同時復活。ストーリー都合上、一緒にセブンチェンジャーに倒された。機械に宿ったのではないらしく、倒されると体は消え、勇者の石に戻る。その後、TVで登場したチベットの洞窟でアメーバーの如く不安定な光の状態で復活を待つ。 :*データ :**全高24.0m :**重量109.5t :**走速度220.5km/h :**跳躍力190.0m :**最大出力552000馬力 :*武装 :**ランドキャノン :**バイソンシールド :*技 :**ランドブローワー(脚部から100mの風を放つ) :**ランドコンバーター(胸部から光弾を撃ち出す) :**ランドパンチ([[若花田]](全盛期)10000人分のパワーの拳) :**ランドキック(20tの岩を500m蹴飛ばす) :**ランドクラッシャー :**ランドクラッシュ ===太古の勇者=== :ダ・ガーン達よりもはるか昔(45億年以上前)地球上に存在する『地球に存在する、地に生きる者、空に生きる者』の代表。太古から空と地を守り、場合によっては星史(オーリンに選ばれた者)に頼らず化身を使った復活ができる。ガ・オーンはダ・ガーンXと合体する事で'''グレートダ・ガーンGX'''に、ホークセイバーはセイバーズと合体する事で'''ペガサスセイバー'''になる事ができる。 :空に生きる者の代表であるホークセイバーはセイバーズに分類されるが、名前はともかく、存在は他と微妙に異なる。合体後も前合体時であるスカイセイバーの変形パターンが使用されない為、まったく別系列のものとなっている。また、ガ・オーンとダ・ガーンの合体も、劇中の台詞から、後輩にあたる勇者達は過去に何度か会っているが、合体するのは今回が初めてである模様。両名共、勇者の石は、現在のところ、未確認であり、各自復活に宿る物として機械ではなく石・氷といった自然物に宿っている。(ただしホークセイバーは[[ブレイブサーガ2]]において、一瞬だけだが彼の勇者の石と思われる物が描写されていた) ;ホークセイバー(声:[[神奈延年|林延年]]) :太古の空を守りし者。プラネットエナジーをふんだんに浴びた鳥の形をした巨大な石から物質変化した。大空とセイバーズの危機に、鳥の化身を星史と蛍の元に飛ばし、開放点である[[チベット]]の光の洞窟へ導いた。大自然を愛するマイペースな性格だが、空を汚されると獰猛な鷹のように怒り容赦はない。9番目に復活したが、登場後にOPやEDにホークセイバーのカットは追加されていない。普段は翼ある者の長として、大空の鳥達を守っている。別に言えば鳥と変わらない生活をしているとも言うべきか。 :他のセイバーズとは異なり、星史の事を普通に「隊長」と呼ぶ。ニックネームは『悪と戦う渡り鳥』。 :余談だが、渋い声揃いのセイバーズのメンバーの中で、彼だけは甲高い声をしている。 :*データ :**全高12.5m :**重量29.0t :**跳躍力450.0m :**走速度290.3km/h :**最大出力135000馬力 :*武装 :**ホークアンカー(分離型錨) :**ホークダーツ(秒間6000発乱射する羽手裏剣) :*技 :**ホークギムレット :**ホークボルテックス :*アニマルモード :**全長8.0m :**最大飛行速度M4.5 ;ガ・オーン(声:速水奨) :かつて、大地に生きる者達の代表として太古の地球を守っていた存在。[[キリマンジャロ]]の頂上に眠っていた氷の獅子から物質変化した。開放されかけたアフリカの開放点を命がけで守るダ・ガーンと、全ての命を守ろうとする星史の意思に答え復活した。 :喋り方が片言で、ネイティブ・アメリカン的な口調で話す。ダ・ガーンと同じ声で話すが、兄弟などではなく別の個体である(1号ロボと2号ロボがそれぞれ独立した存在なのはシリーズ初)。10番目に復活。ホークセイバー同様、登場後EDにガ・オーンのカットは追加されず、OPにも冒頭にアニマルモードが1カットのみ入るだけであった。性格は真面目というよりも従順。普段は星史が住む街の沖の海底に潜んでいる。 :星史のことは『[[酋長]](しゅうちょう)』と呼ぶ。 :*データ :**全高21.0m :**重量58.0t :**走速度200.6km/h :**跳躍力350.0m :**最大出力550000馬力 :*武装 :**ガ・オーントマホーク :**ガ・オーンスプリット :**ガ・オーンバッシュ :**Gバルカン :**Gキャノン :*アニマルモード :**全長14.5m :**走速度380.0km/h :*武装 :**ガ・オーンバリスタ :**ガ・オーンサンダー :**眼部ビーム =====太古と現在(今)の勇者===== ;ペガサスセイバー(声:林延年) :ホークセイバーを母体とし、各メンバーが足や腕といったパーツとなり、四体合体した姿。勇者側では初の四本足の合体勇者である。(四足としては勇者エクスカイザーのプテダーが先だが、玩具的構造を持つのはペガサスセイバーが唯一である。勇者側で合体後の四足は、'''現時点で'''バーンガーンのみ)二体以上の合体で、パワーアップにあたり、前合体時の変形パターンが使用されない珍しいケース。 :小説では登場しない。また、OPやEDでのカット追加はホークセイバー同様なされなかった。 :*データ :**全高25.5m :**重量122.4t :**跳躍力1200.0m :**走速度650.0km/h :**最大飛行速度M23.5 :*武装 :**セイバーアロー :*技 :**セイバーテンペスト :**セイバーディスパース :**セイバーブラスター :**セイバーレーザー ;グレートダ・ガーンGX(声:速水奨) :ガ・オーンが頭、胸、背、肩、脚の強化パーツとしてダ・ガーンXと伝説合体した姿。 :特筆すべき点として、勇者シリーズにおけるグレート合体勇者としては初めて射撃武装(GXバスター)をメインの必殺技に使用していることが挙げられる。 :主武装であるGXバスターは一度だけガ・オーンも合体せずに使ったことがあるが、反動に耐え切れなかった。 :また、合体時のアニメーションがとても長いのも特徴と言えよう。他の太古の勇者同様、EDでのカット追加はなされず、OPにおいても冒頭に登場するのみであった。 :ストーリー展開のせいか、後半の戦闘では苦戦したり負けたりするケースが多く、全グレート系勇者の中で一番勝率が低い不遇の最強勇者である。 :*データ :**全高27.2m(アンテナ含まず) :**重量124.3t :**走速度180.6km/h :**跳躍力300.0m(紙面によっては400.3m) :**最大飛行速度M10.5 :**最大出力1200000馬力 :*武装 :**ダ・ガーンブレード :**グレートバリスタ :**グレートボンバー :**GXバスター :***GXバスターバルカン ===異星の勇者=== 勇者、すなわち星を守りし者は、銀河のあらゆる星に存在する。セブンチェンジャーはワイルダー星の勇者であったが、覚醒時には、すでにオーボス軍により五つの開放点全てが開かれた段階であった為、星の意思であるオーリンと、オーリンによって選ばれた人間・ヤンチャラン王子を連れて脱出するしかなかった。地球勇者の例を見ても星の防衛の為、他のワイルダー星の勇者がいたのかもしれないが、今となってはセブンチェンジャーが語りだす以外、知る術は無い。 ;セブンチェンジャー:(声:[[子安武人]]) :人型、戦闘機、潜水艦、トレーラー、戦車、ジャガー、グリフォンの7形態に変形する。オーボスに滅ぼされた数多くの星の一つ、ワイルダー星の勇者であったが、覚醒が間に合わず、消滅寸前にヤンチャーを連れ脱出した。後に傭兵に身をやつし、雇われたふりをして潜入、王子を育てながら内情を探っていた。 :宇宙空間は主に潜水艦形態で航行する。なお、トレーラー形態は地球に着いてから新たに追加された7番目の形態。登場時は半第三勢力手的な立場を取り、負傷していたとはいえ、一撃でスカイセイバーを打ち破った。後半はダ・ガーンに協力する。最期はレッドガイストと相打ちになり果てるが、伝説の力発動時に勇者の石から光が飛び出したことや、サントラVol.2収録のミニドラマ「ダ・ガーンへのメール」でのダ・ガーンのセリフから推測するに、スカイセイバーと同様に、一時的に休眠状態に陥っていおり、その後は地球を第二の故郷として眠りについたものと見られる。趣味が変形で、料理が苦手。 :二段以上の多段変形機能を持つ最初の勇者であり(エクスカイザーの車体変身は玩具構造として含まれない)、五段変形シャドウ丸、三段変形カゲロウ、多段合体機能を有す空影・ダグシャドー・ビックボルフォッグなど忍者系勇者の元祖となる。 :また、これらは玩具状態でも再現が可能であり、'''2007年現在'''、[[トランスフォーマー]]史上最多を誇る[[トランスフォーマー カーロボット|究極破壊神デビルギガトロン]]の10段変形に継ぐ数であり、勇者シリーズでは[[トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ|シックスショット]]を金型に持つシャドウ丸を押さえ今なお記録を破られてはいない。 :*データ :**全高25.5m :**重量75.0t :**走速度350.0km/h :**跳躍力250.5m :**最大出力754000馬力 :*武装 :**チェンジャーシュヴェルト(電撃剣) :**チェンジャーブレッシェン(キャタピラの鞭) :**チェンジャーメッサー(胸飾りを分離させた小刀) :**チェンジャーヴェルファー(脚部大砲) :**チェンジャーツニーゲン(腕のキャタピラで切り付ける。小説版でランドバイソンを攻撃した方法) :**チェンジャーカノーネ(戦車形態の武装。人型のチェンジャーベルファーと同一。) :**チェンジャーラケーテン(ジェット機、潜水艦型の武装。ミサイル。) ===オーボス軍=== 主であるオーボスの命令の為、数多くの星を侵攻する。攻略の基本がオーボス本人の前で行う為、直接の配下は意外と少ない。 確認される限りは、親衛隊シアン、側近ビオレッツェ、戦闘部隊隊長レッドロン、戦闘及び工作部隊指揮官レディーピンキー、同部隊分隊長デ・ブッチョ(レディーピンキー配下)がいる。ビオレッツェのセリフから推測すると、実働部隊は他にもあり、レッドロンたちは下位の戦闘集団の指揮官にすぎなかったようである(ロボットでない宇宙人の部下、汎用性の高い直属隊を率いていたのはピンキーのみということも傍証となると思われる)。 ;レッドロン :レッドロンが集めたコレクションが主な兵器。所々に赤が塗られているのが特徴。 :;リーケンα ::偵察用ロボットで、円盤にも変形。同系統の機体として'''リーケンβ'''が存在する。 :;エーベンブロイ ::レッドロンが操縦するロボット。赤いボディと巨大なマントが特徴で、剣と盾を武器にダ・ガーンXと互角の戦いを繰り広げる。緑のボディの量産機も存在し、ザクマシンガンに似たマシンガンを装備してダ・ガーンと戦った。 :;レッドローン ::レッドロンの旗艦。超巨大ロボットに変形可能。合体破りを敢行したが、星史の機転で敗退。 :;レッドガイスト ::後半でレッドロンが駆る高性能ロボット。魔龍へ可変可能。オーボスの手によって40話で強化されるが、強化前でもダ・ガーン達を相手に優位に戦いを進めるほどの実力を有していた。 ::最終決戦ではセブンチェンジャーとの一騎討ちで致命傷を与えるも、最後はセブンチェンジャーの捨て身の特攻により相討ちとなる。 ::おもちゃは[[戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマーV|トランスフォーマーV]]のデスザラスの色換えであり、トランスフォーマーからの流用アイテムとしては初めて商品化された(ウルトラレイカーも元々はトランスフォーマー用アイテムとして企画されたが映像、商品化されたのは[[エクスカイザー]]のみの為カウントされず)。 ::*データ ::**全高30m ::*武装 ::**レッドソード ::**レッドライフル ::**レッドシールド : ;装甲獣 :デ・ブッチョが創造する機械と生物の中間兵器。何故か地球の女性名で、ブッチョは更に「ちゃん」付けで呼ぶ。 :*ジョアンナ :*ミザリー :*マリーアントワネット : ;キラードール :ピンキーが操る人形型ロボット。女性型が多い。名前は地球のとあるブランドメーカーに類似した名称がモチーフになっている。 :*シャネルーンNo.1~3 :*ヴィ・ヴィトン :*ジュバンシー :*ゴルチェス ::巨大な頭部と両手というフォルムを有するキラードール。空中を自由に浮遊しレーザーなどの武装で攻撃する。本体である頭部から生えている髪の毛状のワイヤーでダ・ガーン達を捕縛、彼等諸共自爆しようとした。 : ;ジュエルアーマー :ビオレッツェが操る宝石状の戦闘兵器。彼の気まぐれか殆ど登場せず。 :*マスタングVX :*ジョインダーMF ==プラネットエナジーと解放点== 惑星の持つ生命エネルギー、これを劇中では'''「プラネットエナジー」'''と呼称し、これがオーボス軍が様々な惑星へと侵攻する最大の目的となっている。 このプラネットエナジーが噴出する地点、いわば地球のツボとも言えるのが'''「解放点」'''である。 この解放点は一つの惑星に五つ存在し、一つでもそれがヒットされた場合、プラネットエナジーの活性化に伴って地殻変動や火山の活性化等の天変地異が発生し、生命や惑星自体に多大なダメージを与えることとなる(24話「引き裂かれる大陸」等)。 そして、全ての解放点がヒットされた時、その惑星はプラネットエナジーを放出する火球と化し、生息する生命は死に絶えてしまう。そうして放出されたプラネットエナジーをオーボス軍は吸収し、我が物としてきたのである。 劇中で明確にそれが描写されたのはヤンチャーの故郷であるワイルダー星(36話「秘められた伝説」より)のみであるが、実際にはそれ以上に多くの星がオーボス軍の手によって滅ぼされてしまったと考えられる。 以下、劇中でオーボス軍が狙った地球の解放点を列記する。 ;[[アフリカ]]([[ケニア]]、[[タンザニア]]付近) :第一の解放点。24話にてヒットされ、ダ・ガーンが戦線離脱する原因となった。後に修復されるが45話にて緑が浜を除く他の解放点と共に再度ヒットされる。 ;[[チベット]](光の洞窟) :第二の解放点。ホークセイバーが眠っていた場所で、40話で解放点であることが判明する。 :勇者の石へと戻ったセイバーズを治癒したのはこの洞窟であるが、31話での戦闘においてGXバスターの砲撃により崩落、その効果も失われてしまった。 ;[[南米]]([[アマゾン川]]流域) :第三の解放点。17話にてブッチョが調査していた地点で、こちらも40話にて解放点であることが判明。 ;[[オーストラリア]]([[ウルル|ウルル(エアーズロック)]]地下) :第四の解放点。41話にて地球防衛機構軍によって発見される。 ;緑が浜 :本作品の舞台にして第五の解放点。45話にてレッドロンによって発見される。過去に解放点と疑われていた[[中国]]や[[日本海溝]]、そして、美里村(根元巡査の故郷)の反応はこの解放点を隠す為のカモフラージュと言えるものであった。 ==放送リスト== {| class="wikitable" border="1" width="100%" |- ! 放送日 !! 話数 !! サブタイトル !! 登場メカなど |-align="center" |1992/2/8||1||地球からのメッセージ |align="left"| * リーケンα |-align="center" |1992/2/15||2||隊長になった少年 |align="left"| * ウォルフG1-40β |-align="center" |1992/2/22||3||勇者の石を探せ |align="left"| * アドラーV |-align="center" |1992/2/29||4||南極の嵐 |align="left"| * ダイムラーII * リーケンβ |-align="center" |1992/3/7||5||恐竜墓場 |align="left"| * アングラン |-align="center" |1992/3/14||6|| 8人目の勇者 |align="left"| * トレースゴン |-align="center" |1992/3/21||7||出撃レッドロン |align="left"| * エーベンブロイ |-align="center" |1992/3/28||8||南海の大決戦 |align="left"| * セレーネα |-align="center" |1992/4/4||9||レッドロンからの贈り物 |align="left"| * メトロバトラー |-align="center" |1992/4/11||10||必殺! 合体破り |align="left"| * レッドローン * クラーケン |-align="center" |1992/4/18||11||宇宙植物の襲撃 |align="left"| * 装甲獣ジョアンナ |-align="center" |1992/4/25||12||街角のスパイ |align="left"| * 装甲獣エリザベス |-align="center" |1992/5/2||13||森の中の螢 |align="left"| * 装甲獣ビクトリア ** クイーンビクトリア |-align="center" |1992/5/9||14||ドキドキピンクとデート! |align="left"| * 装甲獣ジェニファー * 装甲獣フランソワ |-align="center" |1992/5/16||15||サーカスの秘密 |align="left"| * 装甲獣ダイアン * 装甲獣キャロライン |-align="center" |1992/5/23||16||怪しいのはどっちだ?! |align="left"| * 装甲獣オードリー |-align="center" |1992/5/30||17||セイバーズ死す?! |align="left"| * 装甲獣イレーヌ * 装甲獣カトリーヌ |-align="center" |1992/6/6||18||よみがえれ!勇者 |align="left"| * 装甲獣マルガリーテ * 装甲獣アンネット |-align="center" |1992/6/13||19||ペガサスセイバー登場 |align="left"| * 装甲獣ミザリー |-align="center" |1992/6/20||20||ブッチョ 最後の挑戦 |align="left"| * 装甲獣マリーアントワネット * 装甲獣リリアン&ローレン |-align="center" |1992/6/27||21||闇にひそむ猫 |align="left"| * キラードール シャネルーンNo.1 ** キラードール シャネルーンNo.2 *** キラードール シャネルーンNo.3 |-align="center" |1992/7/4||22||落とし物はダイレクター |align="left"| * キラードール ヴィ・ヴィトン |-align="center" |1992/7/11||23||踊るスパイ人形 |align="left"| * キラードール ジュバンシー |-align="center" |1992/7/18||24||引き裂かれる大陸 |align="left"| |-align="center" |1992/7/25||25||キリマンジャロの勇者 |align="left"| * キラードール イブ * キラードール サン * キラードール ローラン |-align="center" |1992/8/1||26||封鎖された街 |align="left"| * ジュエルアーマー マスタングVX |-align="center" |1992/8/8||27||隊長を調査せよ |align="left"| * ジュエルアーマー ジョインダーMF |-align="center" |1992/8/15||28||友だちは魔女?! |align="left"| |-align="center" |1992/8/22||29||復活!ダ・ガーン |align="left"| * キラードール ジャイアン |-align="center" |1992/8/29||30||謎の少年 |align="left"| * 装甲獣グレース |-align="center" |1992/9/12||31||もう一人の隊長 |align="left"| * キラードール カルダーン |-align="center" |1992/9/26||32||逆襲のレッドロン |align="left"| * 量産型エーベンブロイ |-align="center" |1992/10/3||33||狙われた遺跡 |align="left"| * 装甲獣フローラ |-align="center" |1992/10/10||34||隊長の資格 |align="left"| * キラードール モーリエ * 装甲獣ベロニカ * 装甲獣グレース |-align="center" |1992/10/17||35||地球(ほし)の歌を聞け |align="left"| * キラードール モーリエ * 装甲獣ベロニカ |-align="center" |1992/10/24||36||秘められた伝説 |align="left"| * 戦闘円盤 |-align="center" |1992/11/7||37||俺たちの惑星(ほし) |align="left"| * 装甲獣ジェヌヴィエーヴ |-align="center" |1992/11/14||38||対決!レッドガイスト |align="left"| |-align="center" |1992/11/21||39||奪われたビッグランダー |align="left"| * キラードール アルバーニ |-align="center" |1992/11/28||40||密林の再会 |align="left"| |-align="center" |1992/12/5||41||大接近!オーボス星 |align="left"| |-align="center" |1992/12/12||42||出現!伝説の力 |align="left"| * キラードール ディオーラ * シアン竜形態 |-align="center" |1992/12/19||43||隊長、命令を! |align="left"| * キラードール ゴルチェス |-align="center" |1992/12/26||44||オーボス星の決戦 |align="left"| |-align="center" |1993/1/9||45||地球絶体絶命 |align="left"| * シアン竜形態 |-align="center" |1993/1/23||46||風の未来へ |align="left"| * オーボス * シアン竜形態 |} ==スタッフ== *企画:[[サンライズ (アニメ制作会社)|サンライズ]] *原作:[[矢立肇]] *シリーズ構成:[[鈴木良武|五武冬史]]、[[平野靖士]] *脚本:五武冬史、平野靖士、[[志茂文彦]]、[[川崎ヒロユキ]]、[[谷田部勝義]] *[[キャラクターデザイン]]:[[平岡正幸]] *[[メカデザイン]]:[[大河原邦男]] *デザイン協力:スタジオライブ、デザインメイト、岡田有章(デザインオフィス メカマン) *アニメーターチーフ:[[高谷浩利]] *美術:岡田有章 *カラーコーディネーター:歌川律子 *撮影:鳥越一志 *編集:Y.Aスタッフ、布施由美子、野尻由紀子 *音楽:[[岩崎文紀]] *音響:千葉耕市 *音響制作:千田啓子 *録音:整音スタジオ *音楽制作:ビクターエンタテイメント *プロデューサー:今井慎(名古屋テレビ)、小原麻美(東急エージェンシー)、吉井孝幸、古沢文邦(サンライズ) *監督:[[谷田部勝義]] *演出チーフ:[[高松信司]] *製作:[[名古屋テレビ]]、[[東急エージェンシー]]、[[サンライズ (アニメ制作会社)|サンライズ]] *著作権:(C)1992 SUNRISE INC.・名古屋テレビ == 主題歌 == ;OP :「風の未来へ」(作詞:[[山田ひろし]]/作曲:[[井上徳雄]]/編曲:[[井上日徳]]/歌:[[YUKA|佐藤有香]]) ;ED :「ハレルヤ・パパイヤ」(1~45話)(作詞:[[横山武]]/作曲・編曲:[[鶴由雄]]/歌:佐藤有香) :「風の未来へ(合唱バージョン)」(46話)(作詞:山田ひろし/作曲:井上徳雄/編曲:井上日徳/歌:松本梨香(高杉星史)・速水奨(ダ・ガーン)・紗ゆり(香坂ひかる)・白鳥由里(桜小路蛍)・高乃 麗(ヤンチャー王子)) ※この合唱バージョンはサントラ盤に収録されているが、最終回に使用されたものとはパートが異なっている。 ==放送ネット局== *[[名古屋テレビ]] - [[北海道テレビ]]、[[青森朝日放送]]、[[東日本放送]]、[[秋田朝日放送]](1992.10から)、[[テレビユー山形]]、[[福島放送]]、[[テレビ朝日]]、[[新潟テレビ21]]、[[長野朝日放送]]、[[テレビ山梨]]、[[富山テレビ]]、[[北陸朝日放送]]、[[福井放送]]、[[静岡朝日テレビ]]、[[朝日放送]]、[[瀬戸内海放送]]、[[広島ホームテレビ]]、[[テレビ山口]]、[[四国放送]]、[[テレビ愛媛]]、[[テレビ高知]]、[[九州朝日放送]]、[[長崎文化放送]]、[[熊本朝日放送]]、[[大分放送]](1992.9まで打ち切り)、[[テレビ宮崎]]、[[鹿児島放送]]、[[琉球放送]]。 ==関連商品== ===DVD=== *伝説の勇者ダ・ガーン BRAVE-BOX 1(2005年2月24日)第1話~第23話までを収録、4枚組。 *伝説の勇者ダ・ガーン BRAVE-BOX 2(2005年4月22日)第24話~第46話までを収録、4枚組。 [[バンダイビジュアル]]より発売。 ===CD=== *伝説の勇者ダ・ガーン VOl.1(1992年3月27日)サウンドトラック。 *伝説の勇者ダ・ガーン VOl.2(1993年2月3日)サウンドトラック。ボーナストラックとして、最終回の後日談的エピソードを描いたミニドラマ「ダ・ガーンへのメール」が収録されている。 *「伝説の勇者ダ・ガーン」~ミステリアス・ベル(1992年11月6日)ドラマCD。 *「伝説の勇者ダ・ガーン」~ミステリアス・ツアー(1997年10月22日) 総て[[ビクターエンタテインメント]]より発売。 ===小説=== *『伝説の勇者ダ・ガーン』 原作:[[矢立肇]] 著者:[[鷹見陸]] [[角川スニーカー文庫]]刊 *:テレビシリーズをノベライズ化した作品。上下二冊が発行され、上巻は1992年11月。下巻は1993年1月に発売された。基本的なストーリー構成、登場人物は変わらないが、小説化にあたり、未登場の人物、変更された設定などが多数見られる。 <!--==[[新世代ロボット戦記ブレイブサーガ|ブレイブサーガ]]での記述違いによる、セイバーズリーダーの重複事項== 1998年に[[プレイステーション]]ソフト・[[新世代ロボット戦記ブレイブサーガ]]が発売された。これは過去の[[勇者シリーズ]]七作(八作目の[[ガオガイガー]]は次回作[[ブレイブサーガ2]]まで持ち越し)とその他サンライズ作品による、第九代目となる勇者聖戦バーンガーンの物語を中心としたオリジナルストーリーである。 この作品内で、'''セイバーズのリーダーがジャンボセイバーからジェットセイバーに変更される'''という奇妙な事態が発生している。これは、1992年放映当時、実際のリーダーであるジャンボセイバーと、企画段階ではリーダー機であったジェットセイバーの設定が混乱した為だと思われる。 ===初期設定の混乱=== 玩具としての構造については[[伝説の勇者ダ・ガーン#概要#ロボット|こちら]]を参照としてもらうが、玩具の通しナンバーがジェットセイバー・ジャンボセイバー・シャトルセイバーの順であったりと、放送開始前の企画段階ではジェットセイバーをリーダーとしていたとされる初期設定が見て取れる。しかし、実際にリーダーとして決定したのは、'''ランダーズのビッグランダー'''と同様、'''チーム内で最大身長を有し、かつ勇者・機材などの長距離輸送機能を持つ'''ジャンボセイバーに決定した。 ところが、理由は定かではないが、スカイセイバーの担当声優にはジャンボセイバー役の[[星野充昭]]ではなくジェットセイバー役の[[高宮俊介]]が起用され、さらに後続のペガサスセイバーはホークセイバー役の林延年(現・[[神奈延年]])が担当し、実にややこしい事になっている。後者に関しては不明であるが、前者に関して言えば前述の初期設定の混乱による、初期段階での声優配置が原因と思われる。 セイバーズの合体するスカイセイバーとペガサスセイバーは、[[太陽の勇者ファイバード]]のスーパーガーディオンと並び、合体後の声をリーダー機以外が担当している数少ないタイプである(詳しくは[[伝説の勇者ダ・ガーン#ロボット|こちら]]を参照)。 [[太陽の勇者ファイバード]]のスーパーガーディオンの場合、追加合体前のガーディオンをリーダー機が担当しているので問題は無かったが、この初期設定の段階における混乱は、[[みのり書房]]・[[学研]]・[[ポプラ社]]・[[ラポート社]]等、アニメムック本を発行した雑誌社でも多く見られ、主にテレビシリーズ放映開始前に作られた放映初期の紙面ではリーダーがジェットセイバー・ジャンボセイバーのどちらかで書かれており、放映開始後・終了直後に発行された紙面ではジャンボセイバーがリーダーと記述され、扱いを受けている。 ===記述違いの再発=== 同様に、放映終了後から5年後に作られたブレイブサーガでは、初期設定段階の混乱が再発したのか、あるいは[[スーパーロボット大戦シリーズ]]や[[新世紀勇者大戦]]で見られるような、年代を経た事で、制作陣が過去登場作品について、資料不足によるシナリオミスを起こした<ref>新世紀勇者大戦では、各勇者の口調の間違いから始まり、ビルドチームの名称がビルドタイガーチーム、ブレイブポリスのナンバー名称にBP×××と間の【-】が抜け、シャドウ丸のナンバーがBP501型E、石油燃料を必要としないガインがさもオイルを飲むかのような誤植等が多々ある。</ref>かどうかは定かでは無いが、ゲーム公式ガイドブック、及びトレーディングカードゲームではリーダーはジェットセイバーと記載された。 このような、声の違いや初期設定と最終決定の混乱、放映終了後のデータ四散などが重なり、'''伝説の勇者ダ・ガーンではジャンボセイバー'''、'''ブレイブサーガではジェットセイバー'''という、不思議な''リーダー変換事件''が発生したのである。 ==== 詳しい比較 ==== サンライズの勇者ウェブでの発表[[http://www.yusha.net/da-garn/meca_sabers.html]]では、現在DVD商品案内コーナーが登場している(エクスカイザーを除く)他のメカニック紹介ページ同様にリーダーか明記をしていないが、ビッグランダーとジャンボセイバーは上段に位置され、ジェットセイバーは中段に位置している。(他作品を含めた通常のメカニック紹介では、リーダーもしくは兄・姉の順番と同様) 『伝説の勇者ダ・ガーン』としての作品を通し、テレビ各話ドラマCDなどでは先にジャンボセイバーが登場し、物語の主軸としては彼が先頭に立ち、専用の話や(【17話】等)ビッグランダー同様に移動機体としての出番が多く、出番と台詞が多い。 逆にジェットセイバーは、身長が低く、『伝説の勇者ダ・ガーン』作品各話では基本の立ち位置がジャンボセイバーの後方に回っており、彼が主軸の話もなく、比較的シャトルセイバー・ホークセイバーと同時出の出番が多い為台詞も少ない。 エンディング・オープニングの映像における立ち位置は明らかにジャンボセイバーの方が扱いが上で、(エンディングのアップシーンはジャンボセイバーが手前でジェットセイバーは後方で小さく写っている。)物語をそのまま見ればどちらがリーダーかはわかりやすくなっているのだが、この交換劇の原因は、ゲーム攻略本による資料入手の安易さからか、放映終了後の記述かもしくは、ブレイブサーガゲーム内での'''声優起用関係(以下参照)'''かは定かではない。 *開発関係者による自費出版物の一つに、[[新世代ロボット戦記ブレイブサーガ]]でパンダさん(原作ストーリーにおける、【[[勇者警察ジェイデッカー]]】の第18話『パンダ注意報!?』)が登場したのは、声優の梁田未夏(現・[[立花みほ子]])が友永くるみとして登場し、同じ声である事から収録した、という裏事情が書かれている。 :フルボイスである[[ブレイブサーガ2|新世代ロボット戦記ブレイブサーガ2]]と違い、少ない声優で声を担当している為、出さなくてはいけない友永勇太・デッカードやコータ・エクスカイザー、旋風寺舞人・ガインに原島拓也・ドランといった主要人物以外の、'''声優が一人である勇者・キャラ'''は極力登場しないという方針がとられていたという話もネットで流布されていた。(次回作はフルボイス化につき未登場だって勇者が台詞付で大量参戦) :ジェットセイバー役の[[高宮俊介]]は勇者シリーズでダ・ガーンのジェット・スカイセイバー、森山の三役しか登場が無い為、リーダーとしての登場出番をジャンボセイバーが担当すると高宮の出番が殆どなくなる。逆にリーダーの[[星野充昭]]は[[量子跳躍レイゼルバー]]でも文句なしに全員登場するといった優遇を受けている[[勇者警察ジェイデッカー]]のダンプソンや、デ・ブッチョを担当するなど出番が多い為、リーダーとしての出番を削除するため、ユニットとしてのジャンボセイバー・ジェットセイバーの登場を見送った。このような事情は、ブレイブサーガ2でのメカニックデータ項目における[[太陽の勇者ファイバード#登場キャラ・宇宙人#宇宙警備隊#ガードチーム|ガードウィング]]説明欄で、未登場となった追加合体勇者への謝罪といった、ガードウィングの登場背景にそのような事情を暗に示す台詞がある。 ===DVD-BOXでの記述違い=== なお、2005年2月から4月にかけてリリースされた『伝説の勇者ダ・ガーン BRAVE-BOX』のブックレットにおいても、リーダーがジェットセイバーであるという記述が確認されている。先述のブレイブサーガ同様に初期設定段階の混乱や、資料不足による記述ミスという可能性もあるが、ブレイブサーガに続き、比較的最近のリリースとなるDVD-BOXにおいてもこのような記述となっている事から、ブレイブサーガ製作時を目処に再度の設定変更がなされた可能性も否定出来ない。 類似したケースとしては、[[黄金勇者ゴルドラン]]の登場キャラクターの一人であるシャランラ・シースルーの年齢が後年変更されたというものがある<ref>初期の企画と放映当初では年齢が[[黄金勇者ゴルドラン#登場人物|シリアス・ワルザック]]以上[[黄金勇者ゴルドラン#登場人物|ワルター・ワルザック]]以下の設定であったが(13歳との情報あり)、ブレイブサーガではワルター・ワルザックと同い年という事に変わっており、『超勇者伝承』で変更された。</ref>。 尤も、先述のシャランラの年齢変更の場合とは異なり'''【既にテレビシリーズとして製作され、放映開始後の90年代から流通しているセルビデオ・レンタルビデオ(00年代からはDVD)の映像・音声と書籍関連】'''を補修する事は事実上不可能と言える。よって、仮に'''放映終了後における設定変更'''が事実であったとしても、ジェットセイバーの立場がジャンボセイバーと比較して'''非常に影が薄い'''役回りと見られるのは回避できないと言えよう。--> == 脚注 == <references /> ==外部リンク== *[http://www.yusha.net/da-garn/sakuhin.html 勇者シリーズ公式サイトでの紹介] == 前後番組の変遷 == {{前後番組| 放送局=[[名古屋テレビ]]| 放送枠=土曜夕方5時枠のアニメ| 前番組=[[太陽の勇者ファイバード]]| 次番組=[[勇者特急マイトガイン]] }} {{勇者シリーズ}} {{Tv-stub}} [[Category:勇者シリーズ|てんせつのゆうしやたかあん]] [[Category:アニメ作品 て|んせつのゆうしやたかあん]] [[Category:1992年のテレビアニメ|てんせつのゆうしやたかあん]] [[Category:角川スニーカー文庫|てんせつのゆうしやたかあん]] [[Category:ラジオドラマ|てんせつのゆうしやたかあん]] [[zh:勇者傳說]]